四谷ラボは元気です。篠原です。
今日のお話は、先日公開されたオンラインサービスGyaaaanに関する内容です。
なお、Gyaaaanに関する詳細は以下のプレスリリースをご確認ください。
prtimes.jp
さてこのGyaaaanの開発にあたって、約1年ほど前、私自身、ちょっと変わった経験をしたのでそれをここに綴らせていただきたいと思います。
全てはここから始まった。
やましんさん
「しのさん、こんなのあるんだけど、どうかな?」
僕
「はい、組みます。やらせてください。僕が最後まで。」
はい、というわけで、組むことになりました。
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さて、私に課せられた課題は
「これをミスなく組み立てること」
そしてミスなく組み立てるのがどの程度難しいのか・・・
部品単価が高い
そう、なにを隠そうこの部品、CPUはRyzen Threadripper 3990Xである。このCPUは、かの藤井聡太氏も使用していることで知られており、国内のコンシューマー向けCPU市場においては最王位のスペックを誇る、まさに怪物なのである。
そしてお値段・・・コレ単体で50万円
以下はその価格、ざっくりとした内訳です。
総額 1,155,000円
((((;゚Д゚))))たっかぁぁぁ...
今でこそ、BIOSってアップデートを意識する必要ないんですよ。
当時は互換性の問題で、コレを意識せざるを得ませんでした。
マイクロコードが対応していないとBIOSがCPUを認識せずエラーとなる事故がよく起きたものです。
というわけで、USBよりBIOSアップデートできましたが、その手順がまたなかなか情報がなく、苦労したものです。
取付困難な部品が多い
まず、ThermalTakeのハイエンドケースと言えば作りが甘く、ネジが入らなかったり、デザインを優先するがあまり実用に向かず部品が固定できないなどの事故がよく起きます。
結構アイデアとかは好きですしデザインも好みのものが多いのですけどね・・・
あとこのマザボ、RAMが8枚です。
そう・・・
狭いんです。
でね、結果的にいろいろ部品が干渉します。
そんなこんなで、PCを組み立てました。
以下、写真で振り返ります。
あまり枚数はないけど、CPU載せました。
さすがに50万円を手のひらに乗せることはめったに経験できないので、とても手が震えましたね。
配置は悩みますね。
少し自慢させてください。配線はかなり表から見えないようにまとめました。
せっかくのオープンフレームケースなので。
そして動く!!
結局これ組んで、やることはTwitterかよ!!
ざっとベンチマーク用にWindowsをインストールし、試してみました。
最新鋭のマシンに比べると、やはりRTX 3090等が強すぎてTITAN RTXだと少し見劣りしますよね。
※このベンチマークは2020年10月時点です
CINEBENCHでもなかなかのスコア。やはり他コアは強い。数こそ正義
後日談
やましんさん
「しのさん、どうだった?」
僕
「干渉などは想定してましたし、こんな高い部品で組むことなんて人生で何回あるか・・・
あと、手は震えました。」
やましんさん
「私も購入確定ボタンを押すときに手が震えましたよ」
最後に。
1個50万のCPUを使った、総額7桁万円のPCを組むなどと貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
このような経験は初めてで、とても楽しかったです。
あと、お寿司おいしかった。