生成AIとAnkiで大学のテストを攻略する
はじめに
こんにちは、lkjsxcです。執筆時現在、2025年も残すところあと2時間となりました。
私にとって2025年は、生活のあらゆる所に生成AIが浸透した、まさに「生成AIの年」と呼ぶにふさわしい一年でした。
プログラミングやメールの返信はもちろん、日常の些細な判断に至るまで、生成AIは私の第二の脳として私自身の限界を拡張するよう機能してきました。
また、今年は大学に入学したことも大きな出来事の一つでした。
そんな激動の一年の締めくくりとして、多くの大学生が直面する課題であろう、大学のテスト対策について語りたいと思います。
大学のテスト勉強という昔から存在するタスクを、新しい技術でどのように最適化するか。古くからある学習方法を改善し、少ない時間でより良い評価を得る方法について説明します。
勉強時間
大学設置基準によれば、1単位の修得にはおよそ45時間の学修が必要とされています。
この数字を額面通りに受け取り、半期で20単位を履修すると仮定しましょう。その場合、ひと月あたり約150時間もの時間を勉強に費やす必要があります。
これはフルタイムの労働に近い拘束時間です。これではサークル活動やアルバイト、あるいは友人との交流といった時間を捻出することは困難です。結果として単位を取るための勉強に追われ、大学生活の豊かさが犠牲になってしまいます。
しかし、机に向かっていた時間と成果は、必ずしも比例しません。
その物事について深く理解し、より定着させられたか、ということが重要になります。
生成AIとAnkiを組み合わせて活用することにより、学習密度を劇的に高め、短時間で好ましい成績を収めることが可能になります。
ノートを自動化する
教授の話を聞きながら、黒板の文字をノートに書き写す。
一見、真面目で好ましい学習態度に見えますが、脳の処理能力を書き写す作業に割いてしまい、内容を理解することがおろそかになりがちです。
私は、この作業をAIに任せることにしました。
講義の音声を録音し、AIでテキストに変換。テキストを生成AIに渡し、構造化されたノートを作成させる。
これにより、授業中は書き写す作業から解放され、内容を理解することだけに集中できるようになりました。
復習を最適化する
インプットの次は、記憶の定着です。ここで登場するのが、学習アプリ「Anki」です。
Ankiを使えば、すでに覚えていることを何度も復習するような無駄を省き、最短ルートで記憶を定着させることができます。
しかし、Ankiには重大な難点がありました。それは、手作業で学習データを作るのにとても時間が掛かってしまう、という点です。
この作業だけで力尽き、肝心の学習にたどり着けないこともありました。
学習セットを作らせる
そこで、カード作成という単純作業も生成AIに任せます。
まず、講義の文字起こしデータや、配布された資料を生成AIに読み込ませ、全てテキストデータに変換します。
その後、テンプレのプロンプトとテキストデータを生成AIに渡し、csv形式で学習セットを生成させます。
たったこれだけで、これまで数時間かかっていた学習セット作りが、わずか数分で完了します。
生成AIを使う上で
技術の力で効率化を図る一方で、忘れてはならないのが情報の取り扱いに関する倫理とセキュリティです。講義の内容には教授の著作権が含まれます。
そのため、データの処理におけるセキュリティとプライバシーに注意する必要があります。
音声認識には外部のクラウドサービスを使わず、自身のローカル環境で動作するモデル(Whisper)を使用しています。これにより、生の声が外部サーバーに送信されるリスクを回避しました。
次に、ノート整理やカード作成を行う生成AIについては、大学が公式に提携・契約しているGoogle Workspace環境下のAIを利用しました。大学が管理する環境内で完結させることで、情報の機密性を担保しています。
そして何より重要なのは、生成されたノートや学習セットを私的利用の範囲に留めることです。これらをSNSで公開したり、友人に無断で配布したりすることは避け、あくまで自分自身の学習を補助するツールとして運用を心がけました。
まとめ
この手法を徹底した結果、私は極めて少ない学習時間で、第1四半期のGPAにおいて「4.0(最高評価)」を獲得することができました。
これら「準備」の時間はAIで極限までゼロに近づけることで、より多くの時間を本当の学習に費やすことができます。
個人的な予想ですが、近い将来、学習アプリに生成AIが組み込まれ、私たちはより効率的に学習できるようになると考えられます。
浮いた時間を、友人との語らいや新しい技術のキャッチアップ、あるいは単に休息に充てることで、充実した大学生活を送れるでしょう。
来年も、より豊かな生活を追い求めたいと思います。