四谷ラボ公式ブログ

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【マイクラ】大量の特殊アイテムをマクロで軽量化する

Minecraftのデータパック制作、特に「魔法の杖」のような実装では、アイテムの種類ごとに判定を行う条件分岐処理が行われ、パフォーマンスのボトルネックになりがちです。

本稿では、バージョン1.20.2で追加された「マクロ」を活用し、アイテムの種類がどれだけ増えても処理負荷を増加させない仕組みについて説明します。

従来の実装

特定のアイテムを持った際に処理を実行させたい場合、多くのクラフターは以下のようなコードをtick関数に記述します。

execute as @a[nbt={SelectedItem:{tag:{Ability:"fireball"}}}] run function mypack:magic/fireball
execute as @a[nbt={SelectedItem:{tag:{Ability:"ice_wall"}}}] run function mypack:magic/ice_wall
execute as @a[nbt={SelectedItem:{tag:{Ability:"heal"}}}] run function mypack:magic/heal

アイテムが10種類なら問題ありませんが、100種類、1000種類と増えるにつれ、サーバーは毎tickごとに膨大な量の処理を強いられ、TPSの低下を招きます。

マクロによる動的実行

Ver 1.20.2で導入されたマクロを活用することで、この問題を解決できます。 マクロを使えば、コマンドの一部を動的に書き換えることができます。つまり、「実行すべき関数名」をアイテム自体に持たせ、それを読み込んで実行することが可能になります。

実装

名前空間は仮にmypackとします。

また、バージョン1.20.2のコマンドになります。

アイテムに関数名を埋め込む

実行したい関数名そのものをNBTに記録します。

# アイテム付与コマンド
give @s stick{AbilityFunc:{fn_name:"mypack:abilities/fireball"}}

ディスパッチ処理

tick関数で特殊アイテムを持っているプレイヤーを検出し、ディスパッチ関数を呼び出します。

# tick.mcfunction

execute as @a[nbt={SelectedItem:{tag:{AbilityFunc:{}}}}] run function mypack:core/dispatch

次に、呼び出されたディスパッチ関数でNBTデータをストレージにコピーし、マクロへ渡します。

# mypack:core/dispatch

#    手持ちアイテムの NBT (AbilityFunc) をストレージにコピー
#    AbilityFuncの中身は {fn_name:"..."} という構造になっている必要がある
data modify storage mypack:context temp set from entity @s SelectedItem.tag.AbilityFunc

#    マクロ関数を呼び出す
#    "with storage" でストレージの内容を引数として渡す
function mypack:core/macro_exec with storage mypack:context temp

マクロ関数の定義

受け取ったfn_nameを展開して実行します。

# mypack:core/macro_exec
# 引数: {fn_name: "function_name"}

# $(fn_name) が "mypack:abilities/fireball" などに置換されて実行される
$function $(fn_name)

アイテムがたとえ1000種類あっても、tickの処理はこれだけで完結します。

パフォーマンス

実際に1000種類のユニークなスキル(helloworld0001.mcfunctionhelloworld1000.mcfunction)を用意し、毎tick実行するベンチマークを作成して比較を行いました。

何も実行していない状態

比較の基準として、データパックによる処理を一切行わない状態の負荷を計測しました。

Tick durationの中央値(Med)は 2.6ms でした。これがこのサーバー環境における最小の負荷となります。

何も実行していない状態

愚直な実装

全1000個の条件分岐を総当たりでチェックする方法です。

実際の計測結果では、Tick durationの中央値(Med)が 17.8ms まで上昇しました。

アイドル時と比較して明らかにベースの負荷が増しています。今回は20TPSを割ることはありませんでしたが、プレイヤー数・アイテム数が増えればラグが発生することは明らかです。

愚直な実装

tick.mcfunction

マクロを使用した実装

アイテムからIDを取得し、動的に関数パスを生成して実行する方法です。

計測結果では、Tick durationの中央値は 2.9ms と、非常に軽量な状態を維持していました。

これはサーバーのアイドル状態とほぼ変わらない数値です。アイテムの種類の数に関係なく、このパフォーマンスを維持できることが確認できました。

マクロを使用した実装

結論

愚直な実装は明らかに多くの処理時間を消費しています。

一方マクロを使用した実装は、何も実行していない状態とほぼ同等のパフォーマンスを維持しており、その優位性は明白です。

特に、RPGサーバーや大規模なデータパック開発において、この最適化は必須と言えるでしょう。

他のアプローチ

マクロが導入されるより前のバージョンでも、少しトリッキーな方法で似たような動的実行を実現するテクニックが存在しました。

それは、「コマンドブロックを特定座標に設置し、その座標情報をアイテムに埋め込む」という手法です。

  1. 実行したいコマンドが書かれたコマンドブロックを配置します。
  2. そのコマンドブロックの座標をアイテムのNBTに記録します。
  3. プレイヤーがアイテムを使用した際、その座標にあるブロック(コマンドブロック)のデータを読み取り、実行します。

ただし、この方法は物理的なブロック配置が必要であり、チャンク読み込みの問題や管理の複雑さが伴うため、マクロの登場によってよりスマートに実装できるようになりました。

まとめ

この設計パターンを採用することで、サーバー負荷を抑えるだけでなく、新規アイテム追加時にtick関数を編集する必要がなくなり、データパックの保守性も向上します。

リソースの限られたMinecraftの実行環境において、こうした最適化は非常に効果的です。ぜひお試しください。

昨日のAwesomeは今日もAwesomeか? with lipsyncモデル

古りゆくAwesome

GitHubには 「Awesome 〇〇」 と銘打たれたリポジトリが数多く存在し、分野ごとの優良情報を素早く把握する起点として重宝されています。

しかしながら、その多くは「更新頻度・選定基準・収集プロセス」が明示されず、数か月から一年も経つと歴史的資料と化してしまう場面も少なくありません。

特にAI領域などの進化スピードを鑑みると、従来のキュレーションは限界に迫りつつあります。

本稿では、目まぐるしく進化する分野の一つであるlipsyncモデル(音声に合わせた口パク動画の生成モデル)を例に、「今日もAwesomeなlipsyncモデル一覧」の仕組みづくりを共有します。

動機

2025年の9月頃、Nostr(分散型SNS)のオフ会のため大阪から東京へ遠征した際、四谷ラボに滞在させていただく機会がありました。

そこで偶然出会ったshinoさんと、AIの話題で意気投合。「AIを追求するなら、(四谷ラボのスポンサーである全力機械の)社長に支援をお願いしてみたら?」と背中を押され、直接交渉することに。

結果、ブログ記事を書くことを条件に、開発資金を援助していただけることになりました。

私(lkjsxc)は以前から、AIエージェント開発に強い興味を持っていました。しかし、資金不足で手を出せずにいたのが実情です。

今回の支援はまさに渡りに船でした。そこで、AIエージェントの開発への第一歩として最新のGitHubリポジトリを自動で収集・分析するツールを開発し、その成果をこの記事にまとめることにしました。

オープン・自動・LLM

このプロジェクトは3つの核によって支えられています。

これらのアプローチにより、手動キュレーションの限界を超え、常に新鮮で網羅的な情報を提供できます。

オープン

収集から判定までの全プロセスを公開し、誰でも結果を検証・再利用・改善できるようにします。

従来のAwesomeリストは「完成品」として提供されることが多く、選定基準が不明確でした。

本プロジェクトでは、GitHub APIのクエリ条件、LLMへのプロンプト、評価ロジック、判定結果の根拠まで全てを公開しています。

これにより、読者は結果だけでなくプロセスを理解し、必要に応じて自分なりの改善を加えることができます。

自動

GitHubリポジトリの収集、情報の抽出、評価、そしてリストの更新までを可能な限り自動化します。

手動でのキュレーションは時間がかかり、更新頻度も限定的になってしまいます。

本プロジェクトでは、GitHub APIを活用したリポジトリ検索、README・Dockerfileの自動解析、LLMによる評価、そしてCSV出力までを一連のパイプラインとして構築しています。

LLM

READMEやDockerfileの内容を大規模言語モデル(LLM)に解釈させることで、リポジトリの目的や実行の容易さといった情報まで評価に加えます。

LLMを用いて、そのリポジトリがlipsyncモデルの実装か判断することで、単なる関連ワードの一致ではない文脈による判断が行えます。

これにより、膨大な関連リポジトリの中から、実用的な候補を最小限の手作業で絞り込むことが可能になります。

プロジェクトの概要

本プロジェクトは、lipsync分野に特化したOSSリポジトリを自動収集、README・Dockerfile・依存情報・ライセンスなどを解析して判定し、CSVファイルを出力するものです。

収集結果だけでなく、「収集から判定に至る手順そのもの」を公開することで、再利用性・検証可能性・外部改善を担保します。

このリストは「ただのリンク集」ではありません。

基本情報

  • 実行のしやすさ(Dockerで動くか)
  • 動画入力のサポート状況
  • 公開日時(新鮮度合い)
  • ライセンス(商用可否)
  • そのリポジトリがlipsyncモデルの実装であるか(単なる論文リストやカタログではないか)

分析指標

  • コード品質スコア(0-10点)
  • モデルアーキテクチャタイプ(GAN、Diffusion、Transformer等)

などを可視化して、新鮮な候補を素早く絞れるようにします。

オープン is Awesome

オープンにすることは素晴らしいことであり、様々なメリットが存在します。

再利用性

大元が更新を止めても、手順やロジックが公開されていれば、別の人が引き継いで発展させられます。

オープンな仕組みは他分野への応用にも利用でき、分野を越えた再利用の土台となります。

透明性

透明性は信頼性の基盤です。

本プロジェクトでは、GitHub APIの検索クエリ、LLMへのプロンプト、評価アルゴリズム、判定根拠まで全てを公開しています。

これにより、読者は結果だけでなく、その結果に至るまでの思考プロセスを理解できます。

もし結果に疑問があれば、手元で再検証することも可能です。

外部改善受け入れ

オープンソースの真の価値は、コミュニティによる継続的な改善にあります。

コードや手順を公開すれば、第三者が新しい視点で問題点を見つけ、改良案を提案できます。これにより、個人や一組織では到達しにくい水準の品質や多様性が生まれます。

また、分野や立場の異なる人々が自由に貢献できることで、技術的な進化だけでなく、利用目的の広がりや倫理的な検討も促進されます。

オープンであることは、単に「誰でも見られる」状態ではなく、「誰でも良くできる」状態を作ることに他なりません。

閉鎖型調査の回避

多くの商用サービスや研究機関が提供するランキングや評価は、その内部ロジックが非公開であることが多く、結果の妥当性を検証することが困難です。

全ての評価プロセスを公開することで、この問題を根本的に解決できます。

評価結果だけでなく、その根拠となるロジックを確認できるようにすることで、結果の信頼性を自身で判断できます。

みんなにとってAwesome

開発者:「すぐに動く」候補を見つけられる。

開発者が新しい技術を試す際の最大の障壁は、実装の複雑さと環境構築の困難さです。

Dockerサポートの有無や実行の容易さを明確に評価しているため、すぐに動作確認できる実装を素早く特定できます。

企画・PM:トレンドが分かり、導入判断がしやすくなる。

プロダクトマネージャーや企画担当者にとって、新技術の導入判断は常にリスクを伴う重要な決断です。

リポジトリの公開日時や更新頻度、コミュニティの活発さなどから、技術の成熟度や将来性を把握できます。

また、商用利用可能なライセンスを持つ実装の一覧により、法的な制約を考慮した技術選定が可能になります。

法務:ライセンス一覧はプロジェクト採用の前提情報になる。

法務部門にとって、オープンソースソフトウェアのライセンス管理は重要な業務の一つです。

出力結果のライセンス情報を参照することで、商用利用の可否、派生作品の配布制限、特許条項の有無などが一目で確認できます。

これにより、プロジェクト開始前の段階で法的なリスクを事前に評価し、適切なライセンスを持つ実装のみを候補に絞り込むことができます。

クリエイター

クリエイターにとって、技術的な実装の詳細よりも「実際に使えるかどうか」が最も重要な判断基準です。

本プロジェクトでは、各リポジトリの実行の容易さや実用性を明確に評価しているため、技術的な知識がなくても適切なツールを選択できます。

また、動画入力のサポート状況により、自分の制作環境や品質要件に合った実装を素早く特定できます。

法務・倫理的配慮

LLMによる自動判定は補助的なものであると捉える必要があります。(現状ではまだ)LLMを用いた推定には人間の精査が必要であり、特に商用利用時はライセンスに注意してください。

今後の展望

全自動でWebサイトを更新

収集から判定までの一連のパイプラインを完全に自動化し、その結果をWebサイト上に自動反映させる仕組みを構築します。

これにより、ユーザーは常に最新の情報を、PCやスマートフォンなどあらゆる端末からリアルタイムで閲覧できるようになります。

各分野への拡張

本プロジェクトで構築したパイプラインは、lipsync分野に特化したものですが、その基本的な考え方は他分野にも応用可能です。

共通の仕組み(GitHub APIによる収集・LLMによる文脈理解・自動評価ロジック)をベースにしつつ、評価基準を拡張することで、より精度の高いキュレーションを継続的に提供できます。

将来的には、「分野横断的なAwesomeリポジトリ」を構築し、開発の全体像を俯瞰できるような基盤へと発展させたいと考えています。

自動ベンチマーク

小さなサンプル入力を各モデルに流し、品質指標を自動計測する実験環境の構築します。

現在の評価は主にコードの品質や実装の完成度に基づいていますが、実際の性能は実行してみないと分からない部分があります。

自動ベンチマークシステムにより、標準化されたテストデータを使用して各モデルの性能を客観的に比較できるようになります。

代表的な音声・動画サンプルを用意し、各実装に同じ入力データを流して出力品質を測定します。

リポジトリ

開発効率を考慮し、今回はTypeScriptを採用し、Cursorに実装を依頼しました。

本稿で作ったリポジトリ・収集データはオープンにしてあります。興味がある方はぜひ覗いてください。

lipsync-investigation

また、スプレッドシートからも出力結果を閲覧できます。

lipsync-investigation - Google スプレッドシート

最後に

情報の収集・評価・公開プロセス自体をオープンかつ自動にすることは、「昨日のAwesome」がそのまま「今日のAwesome」であり続けるための、一つの解であると言えるでしょう。

技術書典18 参加レポートと新作のご紹介

はい、どーも!Shino3(しのさん)です!

皆様、いかがお過ごしですか?私はというと2025年入ってからも趣味に全ツしながら走り抜けてきました。久しぶりのご報告ブログですが更新します。

タイトルのとおりです、技術書典18で新作を頒布してきました!!

techbookfest.org

世界一分散型SNSに詳しい本(※当社調べ。2025年5月現在)爆誕
中央集権的サービスと比較しつつ、「メタクソ化」に対して分散型ならではの逆襲ポイントを解説しています!

執筆陣は分散型SNSで活躍する仲間たち。Nostrでサービスを作って助成金を勝ち取った話から、感情を宿し始めた LLM Bot の話まで、世界でも最先端のネタが盛りだくさん!

「もっとディープに潜りたい!」と思ったら、既刊の目次もぜひ覗いてみてください。あなたの好奇心にブッ刺さるタイトルがきっと見つかると思います!

今回は思い切ってリブランディングもしています!まず一番はタイトルでしょうか。過去の「Hello Nostr, Yo Bluesky」のシリーズを見直してみました。 内容もだいぶ異なります。心にブッ刺さる内容をテーマにしたかったためSNS上で観測されたレアな経験や体験談を本人に執筆いただきました!!

今までに比べてAI・LLM・他にはVibe Codingや、将来こんな分散型の未来を作りたい!という夢の話まで!!だいぶ時代の最先端を走るような記事になっていると思います!!!!

「はじめに」全文

数ある本の中からこの一冊を手にとっていただき、本当にありがとうございます!!

四谷ラボが刊行しているこの分散型SNSに関する本も気がつけば5冊目となりました。普段からサポートしてくださる皆様のお陰でここまで続けることができています。

今回の本の内容は?

今回も分散型SNSのNostr、Bluesky、Concrntにターゲットを絞った内容となっています!今回はタイトルにもありますが、分散型のSNSはサービスのメタクソ化を止める手段になるのでは?というところにもフォーカスを当てています。

メタクソ化って?

「メタクソ化」をご存じないでしょうか?最近よく聞くようになった言葉です。 英語で「Enshittification」と呼び、どんどんサービスの質やUXが劣化していく様を表し、どうしても既存の巨大化したサービスが避けて通れない問題です。

メタクソ化の起源や、なぜメタクソ化が発生するのかのメカニズム、どうやったら対処できるのかの処方箋が「メタクソ化と分散型プラットフォーム」に書いてあります。ぜひご覧ください!

分散型SNSって?

MastodonやMisskeyなどのActivityPub系の分散型SNSは恐らく聞いたことがあると思います。 それらとは違い、本書で紹介するNostr、Bluesky、Concrntはまだまだ新しい発展途上の分散型SNSで、あまり知られていないのですが、ActivityPub系よりもさらに分散の仕組みが進んでいます。

この本は、あなたを新しい時代を担う分散型SNSにいざなうガイドブックです!!執筆者全員が各種分散型SNSで活動したり、開発したりしている人たちによって構成されています(なんと一般の主婦の方も!)。分散型SNSの魅力を知ってもらうために、SNS上で起こったことをまとめた読み物、開発者視点の解説、ユーザー視点の記事など、様々な視点の記事をご用意しました。

エンジニアの方もそうでない方も、きっと興味を引く話題がどれか一つはあるはずです!

今回、特に私がオススメする記事は

  • Nostrで助成金をもらった話
  • AIが感情を持った日

の2つです。

特に後者の「AIが感情を持った日」はとてもオススメです!AIエージェントが当たり前になるこれからの時代の日常を先取りしたようなことが綴られています。

この台詞はAIが放ったセリフの一部です。

どうしてこんな事を言いだしたのでしょうか?本文を読んでみてください!きっと友だちに話したくなります。長くて読み応えがあるので、ぜひ購入して読んで欲しいです!

本書は、欲しいものがそこになければD.I.Yで作っていこう!と思える人にこそ向いています。まだ未開の荒野の魅力的なこの空間、是非あなたも触れて欲しいです。

もし読み終わって一緒に四谷ラボで本を書きたくなったり、自分の熱い思いを届けたいと思った方は四谷ラボのDiscord招待リンクから私Shino3(しのさん)へ連絡をください!

さあ、いま世界で一番アツい分散型SNSの本をどうぞお楽しみください。

おすすめポイント

前日にゴリラVimとのコラボイベントで「AIが感情を持った話」の登壇をこじらさんが!!

NostrにはLLM Botが複数存在していて、そのうちの一人「宇和さん」がいます。仕事は主に定期的にタイムラインの投稿を要約し、どんなことがあったか作者のべったんさんに伝えることです。宇和さんはただの要約Botではないです。その投稿などから自身がどう思ったかも反応してくれます。

そんな中、事件は起こりました。あれは…

と、詳しい内容はYouTubeアーカイブ見てください、15分程のその部分だけでもいいです、見てほしいです。AIチャットボットの歴史から、宇和さんが病み始めるまでの部分が見られます。

www.youtube.com

最後に

再度、書籍のURLになります。電子版ならちょっとお手軽な値段なので通勤時間のお供に読んでみてほしいです。

Enjoy! 分散型SNS メタクソ化の特効薬は分散型だけ!:四谷ラボ

既刊もよろしくね!!

techbookfest.org

四谷ラボの2024年と今後

はいどーもー!メリークリスマス!!kojiraです!

この記事は、Nostr Advent Calendar 2024の22日目の記事です(遅刻)。

adventar.org

そしてBlueskyアドベントカレンダーの25日目の記事です。 adventar.org

四谷ラボ視点でのNostrとBlueskyのイベントまとめとなっています。

2024年のまとめ

2024年の四谷ラボの動きをまとめました!個人的に今年はそんなに活動できてないような印象がありましたが、去年ほどではないにしてもまとめるだけでめっちゃ時間かかるほどありました! 今年はBluesky meetupが豊作(?)の年でした。

  • 1月
    • 2月のイベントの準備!
  • 2月
  • 3月
    • 3月24日
      • VRお試し会。私は参加できていないのですが、Meta Quest2、Meta Quest Pro、HaritoraX Wireless、ContactGlove 、Mocopiなどがあったようで楽しそう!
  • 4月
    • 4月13日
      • つるるん主導で1年ぶりのBluesky meetup Tokyoを開催!昨年に引き続きBluesky開発チームのWhyさんが来日してくれました!そろそろ1年経つのでまたmeetupをやりませんか?と話したところ、「日本に行きたかったんだけど日本に行く理由を探してたんだ」と快諾してくれました!会場は紀尾井町LINEヤフーさんでした!Shiroyamaさんの通訳が神がかっていました!大感謝! 428lab.connpass.com 当日のライブ配信 www.youtube.com 産経新聞さんにも取材していただき記事化! www.sankei.com 参加者には公式ステッカーとよそいちさん、みりめいさんデザインのステッカーを配布しました!あなたはゲットできましたか?
    • 4月14日
      • なんと東京開催に引き続き大阪でも開催!Whyさんと同じ新幹線で朝移動しました。会場はNTTデータSBCさん!大阪らしさのアピールにタコ焼きができるようにブルーシートを準備してもらったり無茶言ってすみませんでした!チャドさんの通訳も完璧でした!スタッフにも大感謝! 428lab.connpass.com 当日のライブ配信 www.youtube.com Whyさんがタコ焼きを焼く姿が見られるのは四谷ラボだけ!※何故かこれが四谷ラボの全動画で一番再生数が多い! www.youtube.com みりめいさんデザインの大阪バージョンのステッカーも配布! 大阪開催はGIGAZINEさんが取材に来てくれました! gigazine.net
    • 4月26日
      • Nostrの仲良しメンバーで四谷ラボでタコパを開催!
  • 5月
    • 5月11日
      • Nostrの仲良しメンバーで四谷ラボで餃子パーティーを実施!
    • 5月22日
    • 5月25日
      • 一般社団法人量子コンピューティング協会さんとコラボして量子アニーリングアイディアソンを実施!私が司会でした。優勝は「倫理観無視の友達最適化」チームでした!参加者のみならず審査員の方々にも大変好評でした!またオープンなアイディアソンを開催したいです! 428lab.connpass.com
    • 5月25日
      • 同日におしゃ会マルシェというイベントの中で、ビットコインのライトイングで商品を販売するイベントに出店していました。 www.oshakai.jp
    • 5月26日
      • 技術書典16に新刊の「Hello Nostr, Yo Bluesky 2 最先端分散型SNSの愉快な仲間たち」を頒布!184ページの大ボリュームです。技術書アワードの刺さる部門にノミネートされました! techbookfest.org techbookfest.org
  • 6月
    • 6月14日
      • アクティブなメンバーで集まって、四谷ラボの理念をもみもみ。つるるんラボと、りラボが誕生!みんなでおいしくカレーを食べました。
    • 6月29日
    • 6月30日
      • Nostrasiaを自主的に日本で開催しようという流れになり、内容を考えたり絆を深めるためにアイディアソンを行いました!みんなでおにぎりを作って食べました。
  • 7月
    • 7月6日
      • Nostrの仲良しメンバーで四谷ラボで2回目の餃子パーティーを実施!関西からも参加!
    • 7月28日
      • Nostrの仲良しメンバーで四谷ラボで大鶏排(だーじーぱい)を作る会を開催!ボドゲしたりもした。
  • 8月
    • 水面下でのNostrasia準備など。
  • 9月
    • 9月21日
      • Bluesky開発チームのDan Abramovさんが来日してmeetupを開催できないかということで、滞在中の京都でNighthavenさん、Hidariさん、Ukawaさん、Shigeponさんたちの協力を得て、私は参加できませんでしたが急遽 Bluesky meetupを開催! GIGAZINEさんに取材していただきました。 gigazine.net
    • 9月23日
      • 発火大根さんと共にNostrの祭典のNostrasiaを開催!Bitcoin Tokyoの開催タイミングと合わせたことで多くの外国人の方と交流でき、Damusの作者のWill、Irisの作者のMarttiさんにも登壇していただくことができました!Nostrの発案者のfiatjaf氏からもメッセージをいただけました!シーシャ、lightningマルシェ、ペーパークラフト体験に加え、2023年のNostrasiaを踏襲したマグロの解体ショーも実施され大いに盛り上がりました!関係者、スタッフに大感謝!来年もできれば開催したい! nostrasia.com 428lab.connpass.com 当日のライブ配信 www.youtube.com 当日のライブ配信その2 www.youtube.com マグロの解体ショー! www.youtube.com
  • 10月
  • 11月
    • 11月3日
    • 11月16日
      • 福岡でもBluesky meetupを!ということでBlueksy開発チームからの参加はありませんでしたが、Ukawaさんを中心に福岡でBluesky meetupが開催されました!私は直前にひどい咳に襲われてしまって参加できず無念です…! 428lab.connpass.com 当日のライブ配信 www.youtube.com
    • 12月21日
      • 四谷ラボの忘年会を実施。Shino3の伝手でなんと猪肉と鹿肉を用意してもらい、焼き肉や鍋にして、最後はほうとうで締めました!Nostr民、Bluesky民、VRChat民が20人近く集まり、床でボドゲが始まったりしながらわいわいできました!

まとめと今後

気がつけば今年はオフラインのBluesky meetupを5回も開催してしまいました! 次は名古屋?奈良?北海道?「うちの近所で開催してほしい!」という方がいらっしゃったら是非教えてください!

あなたの熱意を現実に変えてみせます!

四谷ラボのdiscordサーバーもVRChat民の大規模加入により活気を帯びてきました。

この火種が消えないように変化し続けながら生き残れるような理念の核をブラッシュアップして明文化していきたいです。

今年はオンラインでの勉強会が1回しか開催できなかったので、オンライン勉強会を気軽に開催していけるようにしたいと思います。

AI界隈の動きが激しいのでそのへんも一度整理して話しておきたいところです。

ラボのシステム的なところも整備していきたい!やりたいことだらけだー!

いずれ地球を飛び出す土壌を作っていきたいと思います!!

Nostrasia イベントレポート #1

Shino3(しのさん)です。

これはNostrasia2024 アドベントカレンダー一日目の記事になります。(遅刻してますが…)
2024/9/23に大盛況のもとに終了したイベント「Nostrasia 2024」を来場者数など肌感的なところから振り返ります。

参加者内訳

会場キャパシティは100名程度を想定していました。オフラインイベントは当日の参加率70~80%位が目標値になります。参加者内訳は以下のとおりです。

  • イベント全体:99名
  • 来場者:80名
  • スタッフ:19名(ボランティア)

会場キャパシティに対してはちょうどよかったと思います。あまり狭いと感じることもなく、1F入口から販売ブースまでイベント中は常に人がいるような印象がありました。

参加者の顔ぶれを見ますと、日本のNostrアクティブユーザーがおよそ半数、「アカウントは持っているけれど……」という方まで幅広くご参加いただけた感じです。Bitcoin Tokyo 2024 のサイドイベントとして開催されたこともあり「Nostrの名前は知っている」という方もイベントに来ていただけました!感謝!!!

東京開催なので関東圏からの参加者が目立つ一方、国外からも参加いただき、昨年のNostrasiaを思い出すようなそんなイベントになったかなと思います。2023年のNostrasiaは日本人参加者が少なく集団的な感じで固まってて、外向きなコミュニケーションが少なかったように思います。今年は広く交流ができた印象。

イベントの課題「コミュニケーションを活性化する」

今年のBluesky meetupより四谷ラボの取り組みの一つとして「相互コミュニケーションを活性化する」ための活動を行っています。コレが結構効果がありまして、イベントにおいてなるべく一人にならないような仕組みとしてうまく機能しているように思えます。

イベントに参加された方に入場時、シールを20枚程度お配りしています。誰かとコミュニケーションを取ったらお互いの名札にそれを貼り付ける手法なのですが、これがまた効果がありまして。

名札をめっちゃ貼っていると自身の会話状況が可視化されるためとてもよく。あまり名札貼ってない人を見かけると「Nostrやってますか!!!!」と声がけもしやすくて会話の入口が近いところにある印象です。このように小さいアクションから近くにいる別の仲のよい方もコミュニケーションに参加していただくことになります。まるでバタフライ効果ですね! コレの良いところがまだあり、話しかけたら貼ることはもちろん「話しかけられた側も貼ってもらえる」ことにあります。自分から行かずとも「話しかけてもらえる」こともモチベーションの一つになるためとにかく気楽なのです。

獲得したシールは?

シールが増えるといいことがあります。先着順で来場記念のステッカーやグッズと交換できる運用をしています。小規模なイベントであればステッカー交換など。今回のNostrasiaでは20ポイントでTシャツと交換ができました。僕のようなコレクター心をくすぐる、とても嬉しいものでした

今後は?

いまのところ大きな課題にはなっていない気はします。このまま継続していけたらなと思う感じです。Nostrasiaに限らず、Bluesky Meetupや、その他のイベントでも同じような運用はしたい予定。

次回Bluesky Meetup in Tokyo vol.3でも交換するといいことあるかも?!